konogoro log 2022

このごろログ2022


2022年9月28日(水)

9月21日にうすいえんどうの種まきをしました。種まき後、台風による大雨の心配もありましたがそれほどでもなく、順調に発芽してくれています。この時期はしばらくの間、害虫と鳥の被害が一番の心配です。
 以前からお知らせしておりました通り、10月1日よりホームページをリニューアルします。2005年10月1日より手作りのホームページを開設して運営をつづけて17年間、大きな変更もなくやってきましたが、スマートフォンでのショッピングへの対応や、時代に沿ったデザイン変更の必要性を感じていました。10月1日からのリニューアルにご期待下さい。
 また、それに伴い商品の価格改定をさせていただきますこと、どうぞご了承のほどよろしくお願い申し上げます。よりよい商品をお届けして参りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

夏の南高梅天日干し風景

2022年7月28日(木)

 梅の収穫が終わり、梅干し作業を始めています。今季の梅収穫は収穫量はまずまずだったものの、一部病害が多発してしまいました。地球規模の気候変動の影響か、気温や降水量に伴う梅の生育について、過去の経験則が通用しなくなっている気がします。
 梅雨明けが宣言されてから梅雨のような天気が続いていましたが、ようやく夏らしい日差しと蒸し暑さがやってきました。「夏はこうでなきゃ!」と思いながらも暑さに参っている今日この頃です。熱中症予防に梅干しがお役に立てればと思います。また、唾液をたくさん分泌することがコロナ感染予防にもつながるらしいので、その点でも梅干しはいいのではないかと思います。

夏の南高梅天日干し風景

2022年4月19日(火)

 厳しい冬を越えると、初夏のような陽気が待っていました。仕事の方も、梅のせん定作業とうすいえんどうの収穫が重なる慌ただしい農繁期を越えて、少し落ち着いてきたところです。
 陽気はありがたいのですが、雨が降らなくて梅畑は困っています。例年だと4月は大雨が降ったりと雨には困らない季節のはずですが、今年の4月は記録的な少雨となっていて、梅の生育に悪影響が出そうで心配です。

南高梅の木

2022年2月13日(日)

 2月になり日差しからは春を感じられるようになってきましたが、空気の冷たさはまだまだ続くようです。今季の「うすいえんどう」の収穫は少しずつ始まっているものの、収穫ペースはかなり遅れ気味です。梅の花もようやく咲き始めた園地やまだ蕾の園地などあり、全体としては例年より半月遅れといったところでしょうか。うすいえんどうのインターネット販売は2月20日頃から受付開始とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

うすいえんどう畑

2022年1月3日(月)

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
ここみなべ町でも大晦日、元日と厳しい寒波に見舞われていましたが、2日、3日は穏やかで晴れやかな天気に恵まれています。朝、南部平野を見渡せる高台に登ってきましたが、新年に相応しい清々しい眺めです。
 我が家は今年も家でのんびりしたお正月です。年末に少しだけ収穫できた「うすいえんどう」で妻が「うすい栗きんとん」を創作してくれました。うぐいす色と「うすいえんどう」独特の風味が香る爽やかな栗きんとんです。
 ところで、新型コロナウイル禍がおこってから、生物について特に関心を持つようになりました。先日読んだ本の中で「進化と進歩は違う」という言葉がありました。「進化」は変異による多様性から生じる環境への適応で、そして「進化」は時に退化をともない不必要なものを切り捨てていきます。
 人も、近年の経済自由主義の発展・グローバル化による、めまぐるしい環境変化への適応という意味で、価値観や生活様式を進化させてきました。しかし考えないといけないことは、それはあくまで環境への適応であって、人が自らの意思で選択した訳ではないということです。人と社会がより良く「進歩」するためには、ただ単純に環境への適応を最適化するのではなく、「少し止まって考える」ことも必要ではないかと思います。

みなべ平野
うすい栗きんとん