konogoro log 2013

このごろログ2013


2013年12月31日

 今年、自分にとって一番大きなことは父親が他界したことで、それから色々なことを考えさせられる日々でした。父親の人生、自分の今までの人生、それから大切な人を亡くした人たちのこと、とりわけ震災のことなど、自分が今まで分かっているようで分かっていないことがたくさんあるということに気付かされました。
人生に流れがあるなら、今年は転機の年で、節目の年でした。そして私も来年から40代に突入です。
先日、子どもと一緒に観ていたテレビの仮面ライダーの台詞「大人にはなりたくてなる訳じゃない。ただ子どもでいられなくなるだけだ」何となく分かる気がします。
ただ、おいしい梅干し作りとうすいえんどう作りは変わらず励んでいきたいと思いますので、今後ともどうぞご愛顧よろしくお願いいたします!

2013年12月14日

 梅干し作業が先日ようやく一段落し、梅の作業はせん定が中心となりました。
 小さかったうすいえんどうの苗も、今は腰の高さほどに成長しています。ここまで成長させるために、害虫対策、台風対策、マルチシート敷き、支柱立て・ネット張り、脇芽摘み、ハウスのビニル掛け、ボイラ準備など、様々な作業が必要でした。しかしここまで成長すれば、あとは成長とともにヒモでおさえる作業と灌水・施肥が中心で、あとは収穫を待つのみです。今季の冬も寒くなりそうですが、2月頃からは少しずつ収穫できるのではないかと思います。

うすいえんどう作業

2013年11月1日

 スマートフォンのアプリ「さんちょく!」に当農園「梅干し屋坂本くにゆき」が登場することになりました!
この「さんちょく!」では、アプリ内のバーチャル農場で「お手伝い」というかたちで疑似農業体験ができるもので、全国の色々な農家と提携してゾイジア株式会社が運営しているものです。そして「お手伝い」をした農作物を実際に購入することも出来ます。「梅干し屋坂本くにゆき」の梅干しはもちろんこのホームページでご購入頂けますが、「さんちょく!」アプリの農業体験を通して購入することもできます。現在のところ「さんちょく!」アプリはiPhoneのみですが、無料アプリなので興味のある方はぜひ体験してみてください!

2013年10月23日

 今季のうすいえんどうは9月30日に種まきをして、今のところ順調に生育しています。ここしばらくの間、開花を促進するために夜間の電照処理をして、幻想的な景色を見せてくれます。しかし心配なのは台風です。大雨による冠水、強風による損傷が心配されます。どうか少しでも日本から遠ざかって欲しいと期待を込めて天気予報をこまめにチェックしますが、相変わらず微妙なコースを通りそうな予報です。台風対策で出来るだけのことはするつもりですが、あとはまさに運を天にまかすしかなさそうです。

うすいえんどう電照

2013年10月14日

 ここ一週間ほど臨時休業とさせて頂き、皆様にはご迷惑をお掛けしました。先日、父が急逝したため、お休みを頂いておりました。父は8月上旬に突然の病で入院し、回復に向けて順調に療養していくはずでしたが、最近になって容体が急速に悪化し、74歳の人生を閉じました。ここ一週間ほどは父の人生を振り返る日々でした。戦前に生まれ、激動の時代を過ごし、梅づくりとうすいえんどうづくりの基盤を築いてくれた父、ここまで育ててくれた父に感謝です。これからもどうぞ「梅干し屋坂本くにゆき」をよろしくお願いいたします。

2013年8月17日

 とにかく暑い日が続いています。当地域では晴天続きで降雨が極端に少なく、梅の天日干しには良いのですが、梅畑は干ばつが深刻です。7月上旬からまとまった雨が無く、酷暑に加えて空気は秋のように乾燥しています。天日干しを終えて倉庫に取り込んだ梅干しも、空気が乾燥しているため倉庫内でもどんどん乾いてきます。大地を潤すような一降りが欲しいのですが、天気予報を見ても当分雨はなさそう・・・。豪雨と干ばつ、酷暑と厳寒。近年季候の”振れ幅”が大きくなってきているようで、農業にとっては厳しい気候です。

干した梅

2013年7月24日

 梅の収穫が終わり、束の間の休息の後、今季の梅の天日干し作業を始めました。ここ最近ずっと灼熱のような暑い日が続いていますが、梅の天日干しにはもってこいの日和です。ただ、当地方ではずっと雨がないので、梅畑には雨が欲しい頃でもあります。今年の梅の品質は、梅の収穫期に非常に良い日照に恵まれた影響で、皮が薄くふっくらと柔らかい梅干しがたくさんできそうです。

天日干し中梅干し

2013年7月16日

 ついに、梅の収穫と収穫ネットの片付けが終了しました。収穫ネットの敷設から始まり、この2ヶ月ほど梅の畑を巡回する毎日でしたが、これから少しの間梅の畑とも暫しの別れです。
 今季の梅の熟期は早めの予想でしたが、収穫中盤の6月中・下旬にわりあいと涼しい日が続いたため、収穫終盤が思ったより長引いて、長丁場の収穫シーズンとなりました。また、梅雨明け以降の猛烈な暑さが厳しいシーズンでした。
 これから塩漬けした梅の天日干しを開始するまでの一週間ほどはしばらくの休息期間ですが、気を抜きすぎずに時間を有効活用していきたいと思います。

南高梅収穫
 
南高梅選果
 
南高梅漬け作業

2013年6月8日

 うすいえんどうの季節が終わってちょっと一息つきたかったのですが、梅の収穫の準備などで慌ただしい日々を送っているうちに、あれよあれよと梅の収穫の季節のなりました。というのも、父親が少し体調を崩していたので、その分どうしても仕事が遅れてしまったからです。
 昨日からJA出荷の青梅収穫を始めましたが、暑いです。ここ最近、降雨が少なくて干ばつ気味なのも気になります。1日でいいから涼しい雨の日が欲しいこのごろです。

青梅収穫
 
青梅収穫コンテナ

2013年5月3日

 今季のうすいえんどうの収穫もついに終わり、ただいま収穫後の片付けをしています。
 というわけで、ご紹介するのがちょっと遅れてしまったのですが、この4月ににポプラ社から出版された「お豆なんでも図鑑」のP129、「実えんどう」の写真に我が家のうすいえんどうの写真が使われています。そして巻末の写真提供の欄にちゃんと「梅干し屋坂本くにゆき」の文字も。
 図鑑なのでそれなりの値段がする本ですが、豆を栽培する者として興味もあったので、買いました。いろいろな豆の種類から栽培方法、加工方法など、分かりやすく解説されていて充実した内容です。

お豆なんでも図鑑本

2013年4月22日

 今季のうすいえんどう収穫もいよいよ終わりが近づいてきました。インターネットでの販売は4月15日で終了させて頂いたのですが、あともう少し残っている分を現在収穫しています。うすいえんどう栽培の後半になると、肥料を与えるのをやめて、自然と枯れていく方向へもっていき、収穫を終了します。
 今季も、うすいえんどう販売で皆様にご好評頂き、またご丁寧にお手紙を頂くこともあり、大変嬉しく思っております。来季もどうぞよろしくお願いいたします!

うすいえんどう枯れる様子

2013年3月31日

 せん定、うすいえんどうの収穫などなど、非常に忙しい日々を送っていました。我が家の農繁期は、梅収穫の6月と、うすいえんどう収穫の3月の年2回あるのですが、3月は梅のせん定の追い込みと重なるので非常にタフです。さらに今季は、寒い冬が抜けると一転して暑いほどの暖かい日が続いたため、うすいえんどうの収穫が、近年稀に見るほど慌ただしくて大変でした。
 せん定も終わり、うすいんえんどうの収穫もピークを過ぎて、落ち着いて梅畑を見てみると、梅の実がかなり大きくなっています。暖かい日が続く影響で、今年は梅の生育ペースはかなり早いようです。

南高梅木

2013年2月15日

 先週の土曜日(2月9日)に「コラボキッチンプロジェクトfrom梅の里」という企画で、私たち夫婦と梅農家の仲間で神戸女子大学へお邪魔してきました。この企画の概要は、私たちみなべ町の梅農家が神戸女子大の学生さんに梅について簡単に講義を行って、その後梅料理を一緒に調理し、おいしく食しながら意見交換をする、というものです。この「コラボキッチン」のきっかけは、近畿農政局が取り組んでいる「フルーツレンジャー」というプロジェクトが縁となって実現したものです。このような交流を持つことによって、みなべ町の梅のことを広く知ってもらい、また私たち梅農家も色々な意見を頂いて、今後の梅産業の発展に繋がればと思います。「コラボキッチンプロジェクトfrom梅の里」は神戸女子大学のホームページにも紹介されています。

梅について講義
 
梅料理

2013年2月12日

 相変わらず寒い日が続いていますが、日差しは春を感じさせてくれる暖かさがあり、ハウス内ではうすいえんどうが成熟してきました。うすえいんどうのインターネット販売は2月15日より受付を始める予定となっています。梅干しとともにウスイエンドウを今季もどうぞよろしくお願いいたします。

うすいえんどう

2013年2月4日

 ここ数日の暖かさと雨で梅の花が咲き出しました。昨年の今頃はまだ蕾のままでした。昨年は極端に開花が遅れたわけですが、今年は平年より少し早いくらいです。この時期の季候が梅の作柄に大きく影響します。このまま暖かい日がずっと続けばよいですが、おそらく今年の寒気はそう簡単に去ってくれないでしょう。「冬くれば春遠からじ」といいますが、梅の樹にとって春までにはまだたくさんの試練がありそうです。

南高梅花

2013年1月22日

 寒い日が続いていましたが、今日は妙に暖かい雨が降りました。ハウス内で栽培している「うすいえんどう」にとって、寒い日が続いたあとの妙な暖かい雨は、あまり歓迎できるものではありません。植物の体温より高い湿った空気がにわかにやってくると、温度差で植物の表面に水分が結露して、病原菌の繁殖の要因となるからです。
その「うすいえんどう」ですが、今季は寒さの影響で熟期が遅れています。先日少しだけ収穫しましたが、まだまだ僅かです。インターネットでの販売開始も2月中旬ごろとなりそうです。

うすいえんどう

2013年1月5日

 明けましておめでとうございます。私もいよいよ今日から仕事始めです。私のお正月の過ごし方はここ数年全く同じなので今回は割愛したいと思います。
ところで、今年の日本経済はさい先良く、円安・株高で始まりました。今年こそは経済に希望の持てる年になって欲しいと思います。しかし、本当の意味での日本経済再生は「少子高齢化」に歯止めを掛けなければ達成できないでしょう。そしてそのためには「地方経済の活性化」が絶対に必要だと私は思っています。そのために少しでも役に立てることをしていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。