konogoro log 2015

このごろログ2015


2015年12月15日(火)

 「みなべ・田辺の梅システム」ー紀州みなべ町とお隣の田辺市の梅栽培様式が、国連食糧農業機関(FAO)の本部ローマの審査を経て、世界農業遺産に認定されました。
 世界農業遺産とは、伝統的農業とそれをとりまく土地利用、技術や文化、風景、多様性の保全を目的に、世界的に重要な地域をFAOが認定するものです。
 当地域では伝統的に、急傾斜地を自然と共生しながら梅畑として活用し、梅産業を発展させてきた歴史があり、それがこの度世界農業遺産というかたちで認められました。

みなべ・田辺の梅システム認定

2015年12月4日(金)

 9月下旬に種まきした「うすいえんどう」が大きく成長してきました。今年度はうすいえんどうのハウスを1棟新設して、更に栽培面積を増やしました。そのため例年より農作業がかなり忙しかったのですが、ようやく本来の仕事のペースが戻ってきた今日この頃です。今年度のうすいえんどうは、ハウスにビニールをかける前の11月上・中旬に季節外れの大雨と高温にみまわれて、あまり思わしくない生育具合ですが、これからの管理で何とか挽回していかなくてはならないと思います。今年は過去最大規模のエルニーニョ現象ということで、日本では暖冬で晴れの日が少なく雨が多い傾向と言われています。農産物の栽培が大変難しいシーズンになりそうです。

うすいえんどう

2015年10月11日(日)

 10月9日に地元の須賀神社の秋祭りがありました。この祭りでは、いくつかの地区内で馬の宿(当家)を決めて、そこで馬小屋を建てて宵宮を馬とともに過ごし、例祭日(9日)には御輿や獅子舞などとともに、当家の男の子が馬に乗って御渡をします。
 今年は東本庄地区内で我が家が馬の当家となり、馬とともにお祭りを賑やかに過ごしました。私の息子も立派な衣装を着せてもらって馬に乗り、晴れ姿を披露しました。秋晴れの天気にも恵まれ、一生の思い出となるお祭りとなりました。

神馬
 
馬当家
馬の御渡

2015年9月8日(火)

 焼けるような日差しが続いた猛暑の8月でしたが、9月はうってかわって雨ばかりの毎日です。梅の天日干し作業もはかどりませんが、一番気を揉んでいるのが「うすいえんどう」を植え付ける畑です。例年なら今の時期にトラクターで地作りをするのですが、畑が水浸しで土が全く乾かないのでできません。降雨日数、降雨量とも、この時期の最高クラスではないでしょうか?8月の猛暑が懐かしくすら感じる今日この頃です。

うすいえんどう畑

2015年8月9日(日)

 暑い夏が続いています。今年もエルニーニョ現象で昨年のような冷夏かと予想していましたが、冷夏どころか酷暑の毎日です。しかしおかげで梅の天日干し作業は順調で、どんどん梅干しが進むので選別作業に忙しくしています。暑い夏は水分とともに塩分補給・ミネラル補給が大事です。また、夏バテ防止にも、昔ながらの酸っぱい梅干しをぜひどうぞ!

南高梅天日干し

2015年7月21日(火)

 梅の収穫は無事終了し、たわわに実っていた梅の実がなくなった梅畑はすっきしりして少し寂しげです。
 梅の収穫が終わってから夏の天日干し作業までの1週間ほどは、ハードな収穫作業から解放されて晴れやかな気分、我が家にとって一番のんびりできる時期なのですが、狙ったように台風がやってきて休息するまもなく台風対策に追われました。幸い当地域では大きな被害は無かったですが、新たな台風が再び接近中・・・。なんとか無事やりすごして、夏空のような晴れやかな気持ちで夏を迎えたいものです。

梅の収穫終了

2015年6月15日(月)

 ただ今、梅の収穫シーズンまっただ中で、青梅の収穫・出荷をしています。今年は4月の長雨の影響でしょうか、病気や擦れ傷のある果実が比較的多いですが、紅色が鮮やかな果実が多い年でもあります。
 もうまもなくすると青梅収穫から完熟梅の収穫・漬け込み作業へと移行していきます。

完熟南高梅

2015年6月3日(水)

 いよいよ梅収穫シーズンが迫ってきました!5月は雨が少なく高温で日照りが続いたので、今のところ果実は小さめで梅の樹も少し弱り気味ですが、南高梅の特徴である紅色は例年より鮮やかに色付いています。農作物全般に言えることですが、日照に恵まれるほど品質は良くなる傾向があるので、今年の梅の品質は期待できるのではないかと思っています。
 今日はちょうど良い雨に恵まれているので、一雨降って大地が潤ってから、青梅出荷用の収穫を始めたいと思います!

南高梅

2015年5月4日(月)

 4月は雨続きのスタートでしたが、下旬になってそれを取り戻すかのような暑い陽気が続きました。梅の樹も待ち望んだ太陽の光をさんさんと浴びて、果実は順調に育っています。
 この時期には、梅の幹を食害して樹を弱らせてしまう「コスカシバ」という蛾の幼虫を予防するために、フェロモン剤を畑の木々に吊して廻ります。このフェロモン剤がコスカシバの成虫の交尾を攪乱阻害して、密度を減らしていくことにつながります。みなべ町は梅の産地ですが、その分このような害虫の密度も高くなってきます。農薬散布に頼らない、このような害虫予防も産地全体で取り組んでいます。

南高梅

2015年4月14日(火)

 春になって暖かい陽気を期待していましたが、妙な天気が続いています。気温が低い上に雨続き、霧がたちこめる時もあり、このように快晴に恵まれない4月も珍しいのではないでしょうか?大きくなり始めた梅の果実ですが、悪天候の影響が出ないか心配です。
 ハウス栽培している「うすいえんどう」ですが、収穫も終盤で収穫量が少なくなってきているため4月16日で受付終了とさせて頂きます。どうぞよろしくお願いいたします。

南高梅

2015年3月4日(水)

 今季もいよいよ「うすいえんどう」のシーズンがやってきました!昨年の夏には雨が多く冷夏だったので、土壌の太陽熱消毒が十分だったかどうか心配でしたが、順調に生育してくれています。晴れて気温が高くなるとどんどんと実が成熟してきます。これからは暖かい日も多くなってくると思うので、忙しくなりそうです!インターネット販売も受け付けていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

うすいえんどう

2015年2月15日(日)

 みなべ町にてギネス世界記録が誕生しました!「おにぎりを一斉に握る人数で世界記録に挑戦!」と題しまして、みなべ町の「梅干しでおにぎり条例」もあり、梅干し入りおにぎりを400人あまりの人が一斉ににぎりました。町内はもちろん、町外から、県外からも多くのみなべファンの方が、参加者として、スタッフとして協力してくれました!そして厳しい審査の後、見事ギネス記録認定!梅干しはもちろんみなべ町の最高級梅干し、そしてお米は南魚沼産コシヒカリを産地から無償提供頂き、まさに世界最高のおにぎりが一斉に生まれた瞬間です!
 私もスタッフとして参加し、妻と娘は参加者としておにぎりをにぎりました。みなべ町にとって、本当に華やかな1日となりました!

おにぎりギネス記録認定

2015年2月3日

 先日ご案内していた「紀州みなべ梅干しおにぎりで世界記録に挑戦!」は、お陰様で町内、町外、そして県外からも多数のご応募を頂き定員となりました。ありがとうございました!
 我が家で栽培している紀州特産の「うすいえんどう」ですが、そろそろ収穫を始めています。今季も大きなさやが実って、良い出来となりそうです。インターネットでの販売は2月下旬頃を予定しています。どうぞよろしくお願いいたします。

うすいえんどう

それから、梅の里「みなべ町」のニュースとして、この度「梅干しが出てくるガチャポン」がお目見えしました!これは、みなべ町の梅農家団体「紀州みなべ梅干生産者協議会」と、私も参加している地域活性化団体「みなべ町コラボキッチン」の共同企画で、若い世代の人たちが梅干しを口にするきっかけになり、また「梅の里みなべ町」ならではの名物になればという思いから企画されました。詳しくは「みなべ町コラボキッチン」のFacebookをご覧ください。
みなべ町はこれから梅林の時期になるので、お越しの際にはぜひ回してみてください!

梅干しガチャポン

2015年1月15日

 「紀州みなべ梅干しおにぎりで世界記録に挑戦!」みなべ町では広く参加者を募集しています。
これはみなべ町で「梅干でおにぎり条例」が制定された流れで企画されたイベントで、一斉に梅干入りおにぎりをにぎる人数で世界記録を狙うイベントです。
  参加申し込みはFAXか、コチラのサイトから可能です。
 詳しくはみなべ町HP[梅干しおにぎりで世界記録に挑戦!」をご覧ください。
 イベントの開催日2月15日はちょうど梅林観光の時期なので、ぜひ観梅とともにみなべ町にお越し頂ければと思います!

おにぎりで世界記録に挑戦!募集チラシ

2015年1月12日

 新年あけましておめでとうございます。毎年の事ながらこの時期はせん定に明け暮れる日々を過ごしています。今年もはや12日が経ちましたが、せん定は一歩一歩コツコツとしか進めません。
 南国和歌山と言えども、やはり冬はそれなりに冷え込むので、せん定作業には防寒グッズは欠かせません。特に足が冷えてくるので、昨年から防寒ブーツを履いていますが、これが非常に暖かくて助かります。畑にいながらコタツに入っているかのようです。
 今年の梅の花は、まだまだ蕾の状態で、この調子だと南部梅林の開花まではあと一ヶ月くらいかかるのではないかと思われます。
 それでは本年もどうぞよろしくお願い致します。

南高梅せん定作業