konogoro log 2009

このごろログ2009


2009年12月31日(木)

 いよいよ今年最後の日、大晦日を迎えました。今年もたくさんの方々に、我が家の「白干し梅」と「うすいえんどう」をご愛顧いただきありがとうございました。
 この年末年始も甥っ子や姪っ子が集まり、賑やかに過ごすことになりそうです。個人的には「Wii」のスーパーマリオを子どもたちと一緒にできるのが楽しみです。
 どうか皆様もよいお年をお迎えください。来年も「梅干し屋坂本くにゆき」をどうぞよろしくお願い致します。

2009年12月19日(土)

 9月26日に種蒔きしたうすいえんどうですが、もうかなり大きく成長しています。11月18日にハウスのビニル掛けをするまで、11月中に150mmの大量の降雨に見舞われたため、水分過多になり徒長・過繁茂気味です。うすいえんどうの栽培では初期~中期の生育が過繁茂になるのは非常にまずいのですが、うまく軌道修正していかなければなりません。
 ところで、二カ所あるハウスのうちの一カ所に今年より「循環送風機」を設置しました。これにより、夜間の暖房効率を高めたり、病害の抑制、光合成促進などさまざまな効果が期待できます。設備投資に何かと費用はかかるのですが、よりよい農産物を作るための投資は惜しまないようにしたいと思っています。

ビニルハウスの循環送風機

2009年12月8日(火)

 先日、北野武監督の「アキレスと亀」をDVDで見ました。好き嫌いはあるでしょうが、私は面白い映画だと思いました。最近どうも洋画はワンパターンな感じで、邦画の方が面白い作品が多いように思います。
 タイトルの「アキレスと亀」は有名な”ゼノンのパラドックス”で、亀より圧倒的に足の速いアキレスですが、亀の位置まで追いつく頃には亀はいつもその少しだけ先に進んでいるので、いつまでたっても追いつけない、というものです。これは単純なようですが、なかなか哲学的な問題で「空間を移動する」とはどういう事か、という根源的な問いかけにも思えます。この世界は、パソコンのモニタのように非連続な小さなドットで構成されているのか、無限の点が存在する連続な世界なのか、そんなことまで考えさせられます。
 ところで、アキレスは亀を追いかけている限り亀に追いつけないわけですが、亀よりもっと先を目指せばその過程で亀に追いつくことができます。「アキレスと亀」にはいろいろな示唆が含まれていると思いました。

2009年11月29日(日)

 梅のせん定はまだまだ序盤です。そんな中、先日神沢精工さんより、梅のせん定でのモニタリングとしてノコギリを数丁頂きました。「SAMURAI」というブランドで、神沢精工さんのかなりの自信作のようです。
 まだ使い始めて数日ですが、なかなかの切れ味で、果たしてこの切れ味の耐久性がいかほどか、これから楽しみなところです。

ノコギリ

2009年11月5日(木)

 ようやく今日から梅のせん定作業にとりかかりました。「せん定作業は久しぶり」というよりは「もうせん定シーズンか・・この前切ったばかりなのに・・」という感覚です。とにかく今シーズンは遅くならないように、最初からエンジン全開でいきたいところです。
 ところで、先日パソコンのOSを噂の”windows7”にバージョンアップしました。今春に買ったパソコンのOSは今ひとつ評判の悪い”ビスタ”でしたが十分に快適に使えていたので、バージョンアップする必要性も特に感じなかったのですが、今春に買ったばかりの愛機が「世代遅れ」になるのは私のプライドが許さなかったのです。
 ”windows7”の感想はというと、「ウインドウ」の使い勝手が少し良くなったことを除けば、スピード等ほとんど違いは感じません。逆に”windows7”非対応で使えないアプリケーションがあったりと、不便な点もあります。しかし時代は流れています。立ち止まっていても、いずれこの流れに逆らえない時がくるでしょう。何事も、変化を恐れずに自らの意志で流れていきたいものです。 

2009年10月29日(木)

 この秋は干ばつや大雨、はたまた台風があったりし、それへの対策のため、何かと通常の農作業以外のことに時間をとられてしまいました。おかげで農作業がかなり遅れ気味になっており、まあ現在のところ切羽詰まった状態です。しかしひとつひとつの作業をおろそかにするわけにはいきません。
 うすいえんどうの生育は今のところ順調で、先日から点滴チューブの設置をしていました。この点滴チューブで生育後半の養水分管理を適正に行うことが重要だと考えています。このうすいえんどうや、またトマト、キュウリなどの”果菜類”の栽培では、初期生育時は肥料を控えて過繁茂にせず、結実・収穫期には逆に肥料を多めにしていく”追肥型”の栽培が基本です。そのため今年は元肥に、ゆっくりと長期にわたって効果のある長期持続型のコーティング肥料を使用してみました。農作物の栽培は毎年チャレンジの繰り返しです。どんな結果が出るか楽しみです。

うすいえんどう点滴チューブ設置

2009年10月11日(日)

 先週は台風18号が接近し大きな被害が出るのではないかと心配していました。我が家では、とくに芽を出したばかりのうすいえんどうが風に吹きちぎられたり、茎を傷つけられたりする恐れがあるので、防風ネットを覆ったりしていましたが、何とか持ちこたえられたようです。
 今回は事なきを得ましたが、農業にとって台風などの自然災害は、「運」がすべてだと言っても過言ではありません。いずれは猛烈な台風が直撃し、甚大な被害を被ることも起こりえるでしょう。そう考えると「植物工場」のようなものにあこがれを感じるところです。

防風ネット

2009年10月3日(土)

 ずっと干ばつ続きで、やっと念願の降雨があったかと思うと、今度は豪雨に見舞われました。発芽したばかりのうすいえんどうですが、強雨に叩かれ今後の生育が心配です。きれいに盛り上げた”うね”もかなり浅くなってしまいました。
 来週の天気予報も、台風が前線を刺激しながら近づいてくるので大雨の恐れあり、とのこと。干ばつが終わると大雨続きとは、いくらなんでもこんな極端な天候ではたまりません。

うすいえんどう豪雨後

2009年9月29日(火)

 当地方でようやく念願のまとまった降雨がありました。そして、この雨を期待して26日に”うすいえんどう”の種まきをしたのですが、発芽を促す良い雨となりました。
 私は雨の日が好きです。雨の日は気分が落ち着きます。それはおそらく農家だからでしょう。晴れの日は休みをとっても、なんとなく仕事のことが頭から離れませんが、雨の日はそれから解放される気がします。まあ雨の日でもやるべき仕事はあるわけですが、条件反射的なものだと思います。大雨と台風は要りませんが、シトシトと降る雨、これからも定期的に期待しています。

うすいえんどう種まき

2009年9月17日(木)

 7月は雨続きでしたが、お盆以降は一転して全く雨が降らず、梅畑は干ばつ状態です。9月に入り12日と15日にようやく降り、梅の樹も少しみずみずしさを取り戻しましたが、まだまだ十分な雨量ではありません。
 9月は、梅の天日干しだけでなく、稲刈り、うすいえんどうの種まきの準備などで普段でも忙しいのですが、それに加えて梅畑の灌水もしなくてはならないので大変です。本当にもっと雨がほしいところですが、この先一週間も雨が降る気配が無いのがつらいことろです。

梅畑の様子

2009年8月27日(木)

 お盆以降、晴天に恵まれて天日干し作業は順調に進んでいます。風が涼しいので、作業をしていても体が楽に感じます。
 今季の梅干しの品質ですが、とても良い仕上がりになっているように思います。収穫前の干ばつで悪影響が出るのでは?と心配していたのですが、逆に晴天が続いたのが光合成を活発にして良かったのかも知れません。果肉が柔らかいものが多く、また新梅干し独特のフレッシュな味わいの中にも甘みが強いように感じます。
 「梅干し屋坂本くにゆき」では、通常味をまろやかにするため半年以上寝かした梅干しだけをお売りしているのですが、この新梅干しの味わいをお届けしようと、期間限定で今季の新梅干しの販売も検討しています。詳細は未定ですが、どうぞご期待ください。

南高梅新梅干し

2009年8月13日(木)

 この時期になると「戦争」のことをいろいろと考えさせられます。そもそもあの戦争という悲劇はなぜ起こったのか、どうにか防ぐことはできなかったのか、答えのない問い掛けですが、それでも自問せずにはいられません。
 原爆投下を含め、様々な惨劇に対して「仕方がなかった」「やむを得なかった」という意見もあります。しかしそれではそこで思考は終わってしまいます。
 歴史に「もし・・」はあり得ないし、現代の尺度で過去を計ることが適切かどうか分かりませんが、それでも「どうにかして悲劇を回避する方法は無かったのか?」と苦悩し続けることこそが、同じ過ちを繰り返さない唯一の道ではないかと思います。

2009年8月4日(火)

 なかなか梅雨明けとならずぐずついた天候が続いていましたが、真夏の太陽が差し込むことも多々あったので、梅の天日干しはまずまず順調に進んでいます。
 そしてようやく梅雨が明けたかと思うと、今度は台風が発生。台風の進路如何によっては、またまた雨がちの天気が続く予報・・・。毎年夏には梅畑の干ばつが心配されるのですが、今年はその心配は今のところ無さそうです。
 しばらく続いた「ラニーニャ現象」が終息し、こんどは「エルニーニョ現象」が発生しているとのこと。「ラニーニャ」で日本が猛暑・寒冬傾向となるのに対して「エルニーニョ」は冷夏・暖冬傾向をもたらすそうですが、夏の干ばつ解消と開花期におけるミツバチの活動という点では、梅にとっては「エルニーニョ」の方が好ましいかも知れません。
 まあしかし今夏はもう十分に雨が降ったので、お盆くらいまでは晴天の日が続いてほしいものです。

梅干しの天日干し

2009年7月20日(月)

 梅の収穫が終わり、ようやく日常(?)の生活が戻ってきました。今回の収穫期は例年以上にハードで、私の体重もここ十年来初めて大台を割り込みました(大台といっても100kgではありません)。
 そろそろ梅の天日干し作業を始めるころですが、すっきりしない天気が続いています。近畿地方の梅雨明けはまだで、梅雨前線がまたしても南下してくるようです。今年は、旧暦では5月が2回ある閏年で、まさにそのような天候になっているようです。
 梅雨明けを待ってから天日干しを始めるのが本来ですが、この調子だと年間の農作業がどんどん遅れてしまいます。例年なら大きいサイズの梅から干し始めるのですが、まずは小さい梅を思い切って干すことにしました。週間天気予報では曇りや雨マークが続いていますが、1年のうちで最も予報の難しいのがこの季節、予報もコロコロ変わります。梅雨の晴れ間を期待しています。

梅作業終了

2009年7月11日(土)

 梅の収穫で忙しい毎日を送っていましたが、それもついに終わりました。
 今シーズンは、5月から6月上旬にかけて記録的渇水があり、その後のまとまった雨で一気に落果が始まり、漬け込み作業が連日夜中までかかるなど、覚悟していた以上にタフな毎日でした。また7月7日には、まるで渇水の帳尻を合わすかのように、みなべ・田辺地域が記録的な豪雨に見舞われ、各地で大きな被害をもたらすなど、本当に大変な収穫シーズンでしたが、何はともあれ無事に終わることができてホッとしています。
 これから梅干し作業を始める20日頃まではのんびりとできる貴重な日々で、収穫シーズンに酷使した体をしっかり休ませたいところです。 

2009年6月4日(木)

 青梅の収穫を始めました。今年はかなりの小雨のため全体的に小玉傾向です。しかし熟期はやはり早めのようで、果実が程よい黄色に色付いてきています。
 なかなかまとまった雨が降らずに気を揉んでいるのですが、白浜気象台の観測では5月の降水量は観測以来の少なさだそうです。先日には強風が吹き荒れて、梅の実が落とされたり枝が折られたりの被害があったりと、天候には翻弄されます。農業を営む以上、このような気象災害は何年かに一度はやってくるもので覚悟が必要ですが、どうにも切ないのは、そうと分かっていながら、抜本的な対策を打つことができない(仮にできるとしても費用的に現実的でない)ことです。
 農業にとっては「その季節らしい季節」が一番で、これからの梅の収穫期は「梅雨らしい梅雨」を祈るばかりです。

南高梅収穫

2009年5月31日(日)

 いよいよ梅の実が色づいてきました。今年は梅の開花が例年より早かったこともあり、熟期もやや早まる傾向があるようです。
 しかしこの収穫に差し掛かっている大切な時期に、当地域では降水不足に陥っています。ちょくちょくと雨の降る日はあり、先日からも降ることは降っているのですが、、まとまった雨量がありません。梅栽培の中で私にとって一番嫌なことが、台風とこの水不足です。
 土の芯まで染み込むような一降りを、梅の樹も私も切望しています。

南高梅栽培

2009年5月27日(水)

 パソコンを買い換えました。昨年の夏に買い換えを迷って、結局そのときには新規購入を見送ったのですが、それ以来買い換えを巡る葛藤が心のどこかで渦巻いていました。
 そんな中、先日それまで愛用していた旧パソコンの冷却ファンが動作しなくなり、それが私の心の防壁を粉々に打ち砕き、修理を考える余地なく、新規購入へとまっしぐらに向かっていったのです。
 そしていざ購入となると「どんなパソコンにしようか」「性能はどれくらいがいいか」など、おもちゃを選ぶ子どものようにワクワクして夜も眠れないほどでした。熟考した結果、マウスコンピューターさんに、そこそこ性能の高いパソコンをオーダーしたのですが、やはり新型は速い!インターネットも事務処理もすこぶる快適です。やはり技術の進歩は素晴らしいですね。気持ちの若返りという点でもパソコンの買い換えは有意義だった・・はずです。

パソコン

2009年5月19日(火)

 連日梅畑の草刈り作業を行っています。草刈り作業はけっこうな肉体労働で、しかも連日行うのでだんだん体に疲労が蓄積してきます。
しかしいざ草刈りを始めると、一種のランナーズ・ハイ状態になるのか、疲れを忘れて夢中になって止められなくなります。ですがちょっと休憩と思い腰をおろしてしまうと疲れをどっと感じて、今度はなかなか腰が上がらなくなります。
これを私は「慣性の法則」と勝手に呼んでいます。物質の運動と同じく、人の気持ちもその動きを切り替えるにはエネルギーがいるのでしょう。
しかしこの「慣性」にあまり流されてしまうと、仕事も日々の生活もメリハリが無くなってしまうので、要所要所ではうまく「慣性」を断ち切っていきたいものです。

2009年5月5日(火)

 5月5日は「こどもの日」。妻の実家のみなさんにもお越しいただいて、みんなで2月に生まれた息子の初節句祝いをしました。
 息子もそれが分かっているのか終始機嫌良さげで、娘も賑やかなのが楽しいようで自慢の(?)歌と踊りを披露していました。
 ちょうど梅の収穫準備で忙しくなる前でもあるので、とてもよい休日となりました。

こどもの日初節句

2009年4月26日(日)

 今季のうすいえんどう販売受付もとうとう終了となりました。ご愛顧いただいた皆様、ありがとうございました。来季もどうぞよろしくお願いいたします。
 今季のうすいえんどうは生育自体は良好でしたが、課題として冬時期に異常なほど雨が多かったので、病害の発生に悩まされました。来季はハウス内に循環送風機を設置して、ハウス内の空気を流動させることで病害対策を行っていきたいと思っています。農業というのは総合技術ですので、「これさえやれば何もかもうまくいく」というものは無く、ひとつひとつの小さな技術の積み重ねが大事です。
 これから、あと残り少しのうすいえんどうを収穫して片づけをすれば、いよいよ梅の収穫準備の時期を迎えます。先日から園地の除草作業を行っていましたが、ゴールデンウィークを過ぎれば収穫ネットの敷設も始める予定です。今季は梅の生育が平年より1週間ほど早いペースなので、作業が遅れないようにしたいと思っています。

南高梅収穫時期間近

2009年4月19日(日)

 今季のうすいえんどう栽培もいよいよ終了が近づいてきました。
 今季の栽培では、昨季試験的に行った「養液土耕栽培(点滴チューブによる灌水同時施肥栽培)」を本格的に実施しました。その大きな成果として、ここ数年で最も良い出来で、いろいろと労力も掛かり、まだまだ課題もありますが、苦労が報われた気がします。
 この栽培法の大きな特徴として「土壌のリアルタイム診断」があります。土壌水分は「pFメータ」で監視し、また定期的に土壌中の水分(土壌溶液)だけを「ミズトール」という器具で採取・養分(肥料)濃度を専用の器具で簡易測定します。その定期診断をもとに、常に最適な状態を維持できるよう灌水施肥します。また、もう一つの診断方法として「作物汁液による栄養診断」という手法もあります。
 これら定期的なリアルタイム診断の結果をダイレクトに栽培管理にフィードバックしていく手法は、私自身確かな手応えを感じたこともあり、これからの農業の安定生産・適正管理技術として普及していくのではないかと思っています。

溶液土耕栽培

2009年4月13日(月)

 春らしい暖かく快晴の毎日が続いています。息子の節句のお祝いにお義父さんから頂いた鯉のぼりが、心地よい南風をうけて優雅に泳いでいます。
 子供のときにしてもらっていたことを今度は自分がするようになると、感慨深く世代の変遷を感じずにはいられません。

鯉のぼり

2009年3月26日(木)

 梅のせん定が終わった後、うすいえんどうの収穫が最盛期を迎えて、一息つく暇のない毎日を送っていましたが、ようやくそれもピークを過ぎました。
 ちょっと時間に余裕ができたこともあり、梅の園地をゆっくり見て回ってみると、もうすでに梅の実がはっきりと顔を出していました。例年よりもかなり早い生育ペースで、ここしばらくの”寒の戻り”による寒さの影響が心配されます。暖かい春の訪れが待ち遠しいところです。

南高梅の実

2009年3月10日(火)

 梅のせん定、うすいえんどうの収穫と目の回る忙しさでしたが、先日ようやくせん定作業がだいたい片づいて、ひとつ肩の荷がおりました。 
 そして、先日第二子(男の子)が誕生し、賑やかな日々を過ごしています。3432gと大きめでしたが、見た感じは割合とスマート(?)で、妻は「男前になるかも?」と今から大きな期待を寄せているみたいです。

男の赤ちゃん

2009年2月18日(水)

 例年より早い梅の開花でしたので、開花時期も終期に入っています。
しかしまだまだ我が家の梅のせん定は続きます。しばらく暖かい日が続いた後の寒の戻りで体調を崩しそうですが、今季は今のところ風邪もひかずに持ちこたえています。都会の仕事と比べれば人と接する機会がかなり少ないので風邪をひくリスクも低いのですが、寒い中での畑仕事は体温が下がり、免疫が落ちてしまう気がします。
 そんな時に、最近行っている健康法(?)があります。それは夕方仕事を終えて畑から帰る道中、トラックの暖房を汗が噴き出るくらいにかなり強くして、体の芯まで冷え切った体を、体の芯まで強制的に暖める方法です。簡易サウナみたいな感じですが、結構効くように思います。免疫力と体温とは密接な関係があるそうなので「体温を高めに維持する」ことを特に意識している今日この頃です。

2009年2月3日(火)

 今日は節分。節分と言えば豆まきですが、本日より我が家のうすいえんどうのネット販売を開始しました。今季のうすいえんどうは生育も順調で、例年以上に良い豆が収穫できています。梅干しとともに、我が家のうすいえんどうも、どうぞよろしくお願いいたします。

うすいえんどうネット販売開始

2009年1月29日(木)

 寒さが和らぎ、梅の花が咲き始めました。
 南部梅林ではここ2週間ほどが一番の見頃になるのではないかと思います。
 梅の花は咲き始めましたが、せん定作業はまだまだ続きます。せん定している園地は山間部なので、まだ開花直前といった状況ですが、うかうかしてはいられません。時間の掛かる作業なので根気よく頑張りたいと思います。

南高梅の花

2009年1月19日(月)

 我が家で栽培しているうすいえんどうですが、順調に生育し、少しずつですが収穫も始まっています。天候にもよりますが、順調にいけば2月より今季のうすいえんどうネット販売を開始できるかと思います。
 それに先立ちまして、当サイトでご紹介している「うすいえんどうのお料理レシピ」に、新しいレシピを数点追加いたしました。妻が熱心に取り組み、あたためていたレシピをこの度upすることができました。写真は「うすいようかん」で、うすいえんどうの風味が活きているスイーツです。ぜひ一度ご覧下さいませ。

うすいえんどうまめようかん

2009年1月12日(月)

 寒い日が続いています。今季の梅の開花予想は少し早めなのですが、この寒さで足踏みしているようです。
 秋からの降雨状況が順調だったためか、蕾の数も多いように思います。今季の観梅では、例年以上に美しい梅の花が観られるのではないでしょうか。
 この寒さが緩んで、暖かい日がやってくると一気に開花へと進んでいくことだろう思います。

南高梅の花蕾

2009年1月4日(日)

 あけましておめでとうございます。
 今年も姉家族といっしょに賑やかなお正月を迎えました。とても冷え込んだ年末年始だったので、骨を休めて家でのんびりするにはちょうど良かったです。
 さて2009年はどんな年になるでしょうか?農業分野においては、食料の安全と安定供給、国内自給率の問題など、果たすべき大切な役割について、より強く認識されていくようになることでしょう。
 私が今後の農業にとって大切だと思うことは「多様な農業の在り方を尊重する」ことだと思います。同じ農作物でも、その土地の気候・風土によって、また農業者の取り組み方によって、多種多様な栽培方法があります。画一的なガイドラインではなく、その多様性を尊重することが、これからの農業に必要だと思います。
「強い者・賢い者が生き残るのではなく、変化できる者こそが生き残る。」生物の生存競争を基にした有名な言葉です。しかし私は、これはあくまで後付けの理論で、その本質は「多様性」だと思います。農業の在り方、また農業者の在り方について、いかに「多様性を育む環境をつくるか」が重要ではないかと思います。
 新年早々と理屈っぽくなってしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。