2006年12月11(月)
植物を健全に育て、良い農作物をたくさん収穫するための一つの考え方として、いかに光合成を活発にさせるか、ということがあります。
光合成に関係する要因は、日射量、温度、炭酸ガス濃度、土壌水分、湿度、風速等、様々です。
施設栽培では温室内の炭酸ガス濃度が低くなりがちです。1200ppmくらいまでは炭酸ガス濃度の上昇とともに光合成が促進されることが分かっていますが、通常の大気で約350ppm、施設内では200ppmくらいまで低下することもあると言われています。
今回、うすいえんどうの温室内に、米ぬか、おから、もみがら、ヨーグルトを混ぜた団子を吊してみました。醗酵により炭酸ガスが放出され、温室内の炭酸ガス濃度を上昇させることができると聞いたからです。理論は近代的ですが方法は前時代的です。濃度測定の機器など持っていないので実際にどれほど濃度が上昇しているか分かりませんが、ものは試しです。良い結果が出ることを期待しています。 |